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「オンリーワン」を目指して―10/1「創立22周年」を迎えて


 「キリスト教精神による高齢者福祉事業を行い、社会福祉の向上に寄与したい」と発起人らが結集。2004年1月27日「NPO法人」認可。団体名を「福音の園・埼玉」、開設する施設名を「グループホーム福音の園・川越」とした。「福音の園を商標登録」しオンリーワンを目指した。発起人らの要請を快諾し、私は社福)軽費老人ホーム(ケアハウス)・相談員職を辞し、妻も市内老人保健施設・介護主任職を辞し、二人三脚で同年10月1日、市内「南古谷生活圏域」に「認知症対応型共同生活介護施設:グループホーム福音の園・川越」が指定認可され、開園した。

 開園当初「福おんの園さんですか?」と訊ねられ、その都度「福いんの園です」と応えていた。地域と共に、地域の資源人財を活かす「地域密着型事業」に苦心した。そんな折、小規模な事業所で「勤続10年在職者14名表彰(複数年)」を、加入するグループホーム協議会が埼玉県へ推挙下さり、思いがけず「平成27年度介護職員確保・定着の為の優れた取組事業所」表彰していただいた[尚、直近、勤続20年は4名]。

 

 2019年4月1日、第二事業所「グループホーム福音の園・川越第二」を開園。念願だったところ、本年4月、両事業所共「新管理者による新体制で事業継承」をスタートさせることができた。「新管理者による新体制」で懸念していたのが、目指してきた「オンリーワン」が果たして継承されるのか? 心配は杞憂。心配無用だった!

 

 先月、第二事業所「9月定例スタッフ研修・会議」では、年間研修計画に従い『看取りケア研修(座学・グループワーク)』を全員参加し行った。グループワーク後、新管理者が次のようにまとめてくれた。「これまで勤めたグループホームでは看取り死去後、誰にも告げずに搬出していた。福音の園では入居者、職員が玄関からお別れしている。家族ならみんなに知らせてお見送りする。自分は福音の園のやり方が望ましいと思った…。」

 

 病院では死去後「病室から霊安室へ移され、死亡診断書を受け取り、病院裏口から搬出」する。福音の園では「玄関から入居」されたお一人ひとりと四季折々に共同生活を過ごす。在園中、工面しながら納めて下さった利用料で全従業者の給料が賄われている。人の道、至極当然な「感謝」を忘れぬように「玄関からお見送り」したい。

「〇〇〇さんは94歳の時にご入居されました。来月、満105歳をお迎えになるところ、昨日〇〇時〇分、安らかに召されました。先に逝かれたご主人の待つみくにへ旅立たれました。皆さんと聖書の時間に歌ってまいりました『いつくしみ深き』を歌って、最後のお別れをさせていただきます…。」(以前、お見送りした方の事例)。

<2025.10.1>

NPO福音の園・埼玉 理事長  杉澤 卓巳

 
 
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